喉の不快感、大丈夫?
こんにちは、スタッフの鴨下です。
あんどう口腔クリニックに来院される患者さんに、のどの不快な症状を感じている方は意外と多いんです。のどの違和感や不快感と全身症状はつながっているんですねー。今回は、のどの炎症のお話です。炎症があると栄養の吸収が妨げられることもあるって知ってましたか?
その症状、上咽頭炎?
こんな、のど周辺の不快感はありませんか?
- 唾をのむとき喉が痛い
- のどの奥がつまった感じがする
- のどがイガイガする
- 肩こり首こり
- 頭痛
- 鼻づまり
- 朝起きるとたんが絡む
- せきがいつまでも続いている
上咽頭炎とは?
上咽頭とは、いわゆるのどちんこ(口蓋垂)の裏のあたりです。
のどの”不快感”がおもな症状です。
耳の下を触って痛みがある人は慢性上咽頭炎の可能性が!!
主な原因は、ウイルスや細菌感染ですが、自律神経の乱れによる影響もあります。
また、口呼吸の人は特に注意が必要です。
慢性上咽頭炎によっておこる病気
- 頭痛(慢性)
- 後鼻漏
- 慢性風邪
- のど痛
- 咳ぜんそく(原因不明の咳なら)
- 慢性疲労症候群(頭痛やのど痛を伴う)
- 自己免疫疾患
- lgA腎症(血尿も出る慢性腎炎)
- ネフローゼ症候群など
また、花粉症などのアレルギー症状も悪化させます。
治療や対策は??
- 第一選択治療は「上咽頭擦過療法」
簡単に言うと、上咽頭をこするという治療法です。こちらの治療は慢性上咽頭炎治療をしてくれる専門の耳鼻科をご受診ください。 - 補助治療として上咽頭洗浄
自宅でできるの上咽頭洗浄と鼻うがい。基本1日2回、洗浄液で簡単にできます。
先生にすすめていただいて私の家族も毎日鼻うがいをしています。本人も鼻うがいをするとスッキリ快感みたいなので、自主的に続けていますよ。 - 口呼吸をやめるこころがけを!
空気フィルターとしての鼻を介さないため細菌などで汚れた空気を直接取り込まれ、上咽頭炎を悪化させたり、風邪やアレルギー体質になったりします。
また、口呼吸の人は、良い呼吸ができていないので、酸欠気味になりエネルギーをつくりだすことができません。そのため、疲れやすくなります。
その他「あいうべ体操」で舌のトレーニングや就寝時に口があかないようにテープでとめるマウステーピングもおすすめですよー。